「共に音楽を奏でることほど素晴らしいことはない」

ヴォルフガング・サヴァリッシュ(1923.8.26-2013.2.22)は、ドイツを代表する世界的指揮者であると同時に卓越したピアニストでした。1964年11月、NHK交響楽団の招聘で初来日以来、N響への客演のほか、バイエルン国立歌劇場やフィラデルフィア管弦楽団との来日公演を行い、戦後のクラシック音楽普及に貢献しました。日本で最もなじみ深い巨匠の一人に数えられます。2013年までNHK交響楽団桂冠名誉指揮者を務め、勲三等旭日中綬章を受章しています。

サヴァリッシュは、音楽への奉仕という観点から、自らと共演者達に対し、常に最高のクオリティを求めることでも有名でした。氏は、真に伝統を理解し、技術的な完璧さを持ち、謙虚でありながら芸術的には確固たる姿勢を貫き通し、多くのクラシック音楽ファンに愛され、世界中で高く評価されたのです。

教育、文化、そして社会においても音楽が不可欠な要素であるとして非常に重要視していました。その思いを受け継ぎ、音楽文化を守り育てることは、サヴァリッシュ財団とアカデミーの中心的な使命です。

サヴァリッシュの日本とのかかわりを示した年譜は、こちらのページをご覧ください。編集にあたっては当財団も協力いたしました。
History of Music「ウォルフガング・サヴァリッシュ」(岩田幸雄氏の労作)